【このセットで学べる事】
ソムリエ二次試験に出題されやすいイタリアの赤基本的品種の組み合わせです。イタリアを代表する三大品種バルベーラ、バローロとキャンティ・クラシコの特徴が良く表現されている銘柄を厳選しました。イタリアワインの出題は少ないですが、ソムリエ二次試験に自信をもって望むならイタリア赤は制覇が必要です。
山崎先生の二次試験模範解答付き
【バルベーラ】オットーネ・ウノ バルベーラ ピエモンテ州
<生産者> サン・シルベストロ
バルベーラは、バローロやバルバレスコとともにピエモンテ州を代表する最もポピュラーな品種です。軽やかでチャーミングな味わいはリーズナブルな価格と相まって広く親しまれています。
鮮やかな紫色で、カシスやブルーベリーの果実の香りが力強く広がります。ブルーベリーのような果実味と細かなタンニンが心地よく、ジューシーで飲みやすい赤ワインです。
醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、ステンレス・タンクにてマロ・ラクティック発酵
熟成:ステンレス・タンク熟成 9カ月以上
【ネッビオーロ】バローロ・パトレス D.O.C.G ピエモンテ州
<生産者> サン・シルベストロ
イタリアの赤の代表格、ピエモンテ州原産のネッビオーロの大きく深みのある骨格特性を掴みましょう。ネッビオーロは日当たりと土壌の好みが激しく、栽培が難しいとされている品種です。5年〜10年の長期熟成型で偉大なワインを生み出す品種です。
複雑性に富んだ内容は、ソムリエ二次試験に出された場合大変に当て難い品種の一つとなってきます。試験前に一度はチェックする価値があります。
完熟由来の甘味のあるアセロラや、フレッシュなブルーベリーの果実。ミントやホワイトペッパーのアクセント。綺麗な酸、チャーミングな味わいの一方、逞しさがある。余韻が長い。
クーネオ県のバローロ村を中心とするランゲ丘陵のネッビオーロ種から造られる赤ワインです。力強く、長命、バローロらしいエステルを想わせる独特の濃密な香りが特徴的です。
醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、ステンレスタンクにてマロ・ラクティック醗酵 熟成:オーク樽熟成 18カ月(3,000L)/瓶熟成 6カ月以上
【サンジョベーゼ】クレメンテVII キャンティクラシコ トスカーナ州
<生産者>カステッリ・デル・グレヴェペーザ
1965年に創設のトスカーナのキャンティ・クラシコ最大の生産者。トスカーナ、キアンティ・クラッシコ地区に点在しているブドウ栽培家たちを取りまとめ、高品質なワインを造ることに重きを置いてきました。伝統的なキアンティ・クラッシコを造る事に重きを置いておりサンジョヴェーゼに拘り、国際品種の使用や、樽の使用による樽香を抑えたピュアな果実味が楽しめる古くからの伝統的なワイン造りを行っています。